靴の摩耗耐久性と経年耐久性は別の話

 長持ちする靴の定義も色々と違ってくる

 おすすめ靴がレッドウィングのアイリッシュセッターな理由

レッドウィング アイリッシュセッタータイプの

クレープソールモデルがおすすめな理由について以前紹介しました。

けっこう靴ブランド派の人などからは、クレープソールはアスファルトでは、

早く削れるから、長持ちしないからコスパ的に、あまり良くない。と、

いった意見もあります。

そういった場合は、靴修理の時に

耐摩耗性の高いビブラムソール等に交換して貰うと長持ちします。

また、その一方、レッドウィングのベックマンなど、

上質革のフェザーストーン使用のモデルで靴底がポリウレタンモデルは、

経年劣化から加水分解してしまった話もあります。

私の場合、レッドウィングのブーツは、

シューグーなどのソール補修材でセルフリペアして

休日やたまに履くブーツとして考えています。

なので毎日履き込む靴とか歩きやすさ重視の靴として

長距離歩行用としては、あんまり考えていません。長距離歩行を前提に履く靴になると、摩耗性を重視しますが、たまに履く靴では、どちらかと言えば経年耐性のある靴の方が重要と考えています。

革靴でもレッドウテングのブーツは、

革質自体、高級革でキズ1つないドレス靴と違いよ多少傷が付いたり色が剥げたり、汚れた感じなど風合いの1つとして履けるワークスタイルのブーツと思っています。

この辺りになると、コンバースオールスターと似た感じもあります。

コンバースオールスターの靴底もどちらかと言えば天然ゴムタイプなので、ポリウレタンソールと比べて削れやすいですが、経年劣化については長期保管に強いモデルです。

実際に、レッドウィングのオイルドレザーモデルでクレープソールタイプは、

10年、20年経過しているモデルも中古品やヤフオクに出品されています。コンバースは調べていませんが、私が10代の頃から放置しているUSAモデルのキャンパスコンバースは、今もたまに履いたりしていますが普通に履けるからです。さすがにUSA表記の部分が削れてしまいましたが、経年劣化でボロボロみたいにはなっていません。

レッドウィングのブーツでは、モンクトゥ(Uチップタイプ)を

履いているので履きしわがプレーントゥと比べてあまり入らない感じです。

その辺りも革の負担が少なくなっているのかな?と考えています。

 適度のメンテは大切

カビだらけで跡が残ったり、革がオイル切れで

カチカチでひび割れみたいになっていると、さすがにレッドウィングブーツでも

履けなくなってしまう可能性もありますが、年に、1回程度のメンテでもそこそこ大丈夫です。

1時、放置状態で1,2年ほったらかし状態になった事もありますが、

けっこうオイルドレザーは保湿性が良いのか、持ちが良い感じです。

革の中で意外にヤバイと言われているのはオールデンのコードヴァンなど

油脂切れなどになると革が割れる。みたいな話を聞いた事もあります。こちらも、

年に1,2回はお手入れをしています。

こうなると、結局はお手入れしないと持たないのですか?

と、なりますが、合皮などでは、5年も過ぎてしまうと剥がれたり

ボロボロになってしまうので、経年耐性では革の方が有利と考えています。

以前はガンガン履いて歩く事も多かったので、

摩耗性の高い靴を優先して履いていました。ただ、スニーカーなどのモデルは、

靴底よりもアッパー部分の方が傷みやすく、メッシュ部分が割けたり踵の内側が破れたり、

糸がほつれたりして履きやすい一方、長持ち間では難しい感じもあります。

レザー素材のモデルもありますが、今度は

ソールが経年劣化で剥がれてしまう所もあり、修理代などから考えると、

どうしても買い替えた方が早い感じになりやすいです。

最近、ニューバランスの1700やニューバランス1300JP3など

復刻版として発売されていますが、長く履く為には、大切に履いた方が良いと思います。

水洗いしない。雨の日に履かない。など水濡れでソールの加水分解が早まるからです。

普通に5年くらいは、まず大丈夫ですが、なるべく防水スプレーを使用したり、

ムースタイプのスニーカー専用洗浄剤を使用する。靴紐もしっかり緩めてかかとに合わせて、

しっかりと足を固定して履く。など、なるべくスニーカーに負担の掛からないように履く事も大切です。

その他では除菌スプレーを使用したり、100円ショップなどで

汚れ防止に薄めのインソールを入れて、2日から3日くらい間を空けて履く。

履いた後、インソールを外して、シューキーパーと炭の除湿剤を入れて乾燥させる。

軽くブラッシングするなど、なるべく炒めないようにして履くのが良い感じです。

私の場合、こういった事をしないで、ガンガン履いていたので、

5年くらいでダメになってしまった所もあります。ソール補修材を使用したりと、

大切に履けばもっと長持ちしたかも知れません。

今、あるニューバランスのモデルでは2002といったモデルを所有しいますが、

こっちは、大切に履いており、今でも履いています。

10年近く履いているので、ニューバランスの中では、経年数では最長記録となっています。

こういった感じで、意外に長年履き続けられる靴は少ない感じもあります。

そういった中から、レッドウィングのアイリッシュセッターモデルは、経年劣化に強く、

適度にお手入れをしていれば、長く履ける1足と考えています。

他では、スニーカーと比べると、防水スプレーや

お手入れに使うグッズ類やもろもろなグッズに掛かるコストが比較的安い所もあります。

履く頻度も違うかも知れませんが良い靴を長持ちさせる感じでは、いくらか普段用の靴など

所有して雨の日用とか、使い分けて行く事で、長持ちする所もあります。

 安い靴はダメ説は、どうなの?

安い靴も色々ですが、たとえばインソールでソルボとかクッション性や低反発性を高めるタイプとか土踏まずのフィット感を良くするインソールもあります。なので、必ずしも安い靴がダメでも無いと考えています。TPOがあるのと、安い靴を普段に履いたり、いつもカッコつけないのも、ある意味良い場合もあるからです。

実際に、日本メーカーでそこそこの価格帯で履きやすく長持ちするモデルもあります。

ただ、紹介する靴としては、

似合うとかに合わないとか対象幅もあるので、万人向けでもないモデルになります。

以上の感じで、経年劣化に強い靴と摩耗に強い靴は、必ずしも一致しない所もあります。

その他では、デザイン性と履き心地は必ずしも一致しないとか、サイズが合う靴とサイズが合わない靴とかもろもろなので、デザイン性だけとか機能性だけで良いとも限らない所もあります。

そこそこ知名度が高くて、ある意味不要になって手放しても、

価値がある靴とか中古靴でも欲しいと思う人が居る靴も良い靴の条件と考えています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする